2019-01-01から1年間の記事一覧

飼育中の淡水魚

飼育中のトウヨシノボリです。 (分類は混乱しているようですが、「山渓ハンディ図鑑15日本の淡水魚増補改訂」に従ってひとまずトウヨシノボリとしておきます。) 専用水槽を立ち上げるほどでもないのでカワニナ水槽へ入れていますが、今のところカワニナを…

海外産タニシの幼貝

以前、Filopaludina martensi?として紹介したタニシの幼貝です。(写真中央下) 成貝は殻本体がむき出しで真っ白でしたが、幼貝は普通のタニシのように殻皮に覆われています。最初は殻皮があってもすぐに剥がれていくのかと思いましたが、10mm程度に成長し…

2019年カワニナのまとめ

「せっかく9連休だから琵琶湖でも行ってみよう」と思って調べ始めたのがきっかけでカワニナにはまり、それからはカワニナのことを考えない日が無いくらいカワニナ一色の年でした。 カワニナの面白いところは琵琶湖という一か所(といっても広い)でほぼ全種…

サワガニは凄い

2019年11月15、16日は地元長野県で軽く採集しました。 何年も前から通っている場所でしたが、今回は初めて魚を狙って採集してみました。 1枚目は15日深夜に川で採集したカジカ大卵型です。 この個体はカワニナ水槽に入れましたが、どうも飼育は難しいようで…

カワニナの交尾

飼育中のヤマトカワニナ(チクブ)が交尾していました。 タニシは交尾の際に触角を使いますが、カワニナの場合は普通に生殖器同士を合わせるようです。スクミリンゴガイ等と同じですね。 この水槽にはヤマトはチクブ型しかいませんが、フトマキ、クロ、ハベ…

モリカワニナ

模式産地で採集した念願のモリカワニナです! ゴムボートで採集するつもりでしたが普通に岸から捕れました。 私の大好きなゴツゴツ形です。可愛さでいえばナカセコが1番ですが、かっこよさでいえばモリが一番好きです。 ちなみに私の言う模式産地は、厳密に…

第4回ビワメラニア採集

2019年11月2日~3日に琵琶湖でカワニナ採集しました。 流石に年末年始に行くことはないと思うので、今度こそ今年最後の琵琶湖採集です。 両日とも天気は良く、11月にしては気温が高くてやりやすかったです。 今回はスケジュールの都合で本格的な採集はできな…

マメタニシ(ホンマメタニシ型)

琵琶湖(南湖)で採集したマメタニシです。 湖岸の礫に付着していました。 9月に採集したのですが記事にするのを忘れ1ヶ月以上放置していました。 殻表はほぼ平滑。ホンマメタニシ型と呼ばれるタイプでしょうか。 移動中に死んでしまったので生体の写真はあ…

クロダカワニナ

丹波篠山市産のクロダカワニナです。 cさんが採集した貴重な個体を送っていただきました。感謝です。

巻貝の標本

私は以前より巻貝を採集・飼育しており、死んだ個体は標本にしていました。 しかし水槽内で自然に死ぬのを待っていると、採集日時や場所を忘れてしまったり、蓋を紛失したり、成長して採集時と様子が変わってしまうという問題がありました。 またカワニナの…

近所の水路でガサ

今まで見向きもしなかった近所の水路に魚がいることがわかったので、カニ拾いついでに軽く採集しました。 ちなみにここのカワニナは採集済み。 以前琵琶湖でご一緒したcさんのアドバイスのとおり、網二刀流・寝込みを襲う作戦を試してみると確かに簡単に捕れ…

今年はまだいけます

今年最後と言いましたが、11月にも琵琶湖で採集します。 狙いはモリカワニナ他。 水温的に流石に水着で潜るのは厳しいのでウェットスーツを購入しました。 右のゴムボートも採集で使う予定ですが、どう使うのかは採集後の記事で。 あ、沖の白石へやその他の…

サワガニ

近所の水路で採集したサワガニです。寄生虫が怖いので念入りに揚げました。その結果カリカリで香ばしいのですが素材の味がよくわかりませんでした。 昆虫と違って大量に捕れるので食べ応えがあって良いです。 ヤドカリのように面倒な処理も不要で丸ごと食べ…

台風一過とミスジカワニナ

私の住む地域は山に囲まれており、普段は台風が来ても大して被害を受けないのですが、今回ばかりは結構な被害が出ました。 私の家の周辺はまったく無事でしたが、よく知っている場所で浸水などの被害がありました。 10月13日には台風は抜けましたが川の氾濫…

ワラジムシ・ダンゴムシ・フナムシ(過去ネタ)

巻貝も大好きですが、等脚類、特にワラジムシ亜目も大好きです。 どちらかというと嫌われ者のグループですが、個人的にはエビやカニよりカッコいいし可愛いと思います。 フナムシ(2016年7月 柏崎市) かなりの大型個体。

タテヒダカワニナ

模式産地で採集したタテヒダカワニナです。 ハベと並んでビワメラニアの代表的な種だと思います。 どこにでもいるのでありがたみは薄いですが、場所によって結構形態が違うので面白いです。 これぞ普通種の楽しみ方。 長浜産。 長野県の仁科三湖にも定着して…

ゆるく山

特に採集というわけでもなく山へ行きました。こちらは鏡池。 ヒメタニシのみ。手ぶらだったので特に採集もせずリリース。 琵琶湖でばかり採集していたために感覚が麻痺していますが、普通、止水にカワニナはいません。 多分ミスジマイマイ。 マイマイ属もビ…

タケシマカワニナ

某島周辺で採集したタケシマカワニナです。 図鑑で知ったときは「これは採集できないヤツだな」と勝手に思っていたのですが、なんのことはない、捕りに行けばいいだけなのです。 私は滋賀から遠いところに住んでいるので、 かつては琵琶湖のカワニナたちも「…

ナカセコカワニナ

模式産地で採集したナカセコカワニナです。 他の場所では殻頂が欠けている個体が多いのですが、ここは綺麗な形をした個体が多いです。 模式産地産。 これは微妙ですが胎殻の大きさはナカセコっぽいです。 ハベ模式産地産です。(下段) ナカセコ模式産地とは…

第3回ビワメラニア採集 2/2

1日目 【2日目】 1日目に引き続き天気は良くありませんでしたが張り切っていきます! 1箇所目は北岸西側です。 ここは岸から少し離れると急に底が見えないほど深くなるのでちょっと怖いです。 前日よりも気温は高く、なんとか水着で潜れましたが、陸に上がる…

第3回ビワメラニア採集 1/2

2019年9月21日、22日に今年最後(たぶん)の琵琶湖採集をしました。 今年は3回、日数にして7日間琵琶湖で採集していたことになります。全然少ないですが、琵琶湖までの距離を考えればまあまあ頑張った方かなと思います。 これで終わるつもりは全くありません…

仁科三湖のビワメラニア

この記事の続きです。 結論からいくと木崎湖・中綱湖のカワニナはハベとタテヒダのようです。

仁科三湖でビワメラニア採集

2019年9月15日に長野県の仁科三湖(木崎湖・中綱湖・青木湖)でカワニナ採集しました。 琵琶湖からはかなり離れているのですが、移入タテヒダカワニナがいるというので調査に行きました。正直、見つからないか数個体いる程度かと思っていたら想像以上でした。

アツブタガイ(過去ネタ)

アツブタガイ(群馬県 2017年10月) 陸に棲むタニシ(広義)、ヤマタニシの仲間です。その名の通り厚い蓋を持っています。 日中でも日の当たらない場所の積もった落ち葉の下にいました。 コシビロダンゴムシと一緒に見つかったことからも、他の陸貝以上に、…

陸貝と水棲貝の間(過去ネタ)

ブログ記事にせずtwitter(非公開アカウント)などにアップしていたネタを「過去ネタ」として時々投稿していきたいと思います。 自分のための記録用でもあるので旧ブログと一部重複するかもしれませんがご了承ください。 初回は陸貝なのか水棲貝なのかよくわ…

木崎湖に行きたい

長野県産陸産・淡水産貝類誌(2018発行) 長野県の貝をまとめたマニアックすぎる図鑑があると聞き、すぐに購入しました。 こちらにて購入できます。このために現金書留を初めて利用しました。 右はサイズ比較用に、みんな大好き「日本産淡水貝類図鑑2」です…

食べるのがヘタクソ

うちのアマガエルは餌を食べようとしてよく失敗します。 クマワラジをメインに与えていますが、生餌としては硬いのと平べったいので食べづらいのかも。 栄養が偏るのも心配なので幅広く与えたいところです。

チリメンカワニナ

沖島周辺で採集したチリメンカワニナです。 私の住む地域では何故か見られないためレアではあるのですが、ビワメラニアでも琵琶湖水系固有種でもないのでなんとなく燃えないそんなカワニナです。 チリメン種は遺伝的に3系統ほどに分けられるそうで、その中で…

フトマキカワニナ

模式産地で採集したフトマキカワニナです。 形態的には右の個体のようなものが真のフトマキといえるのでしょうか。 他種に比べて螺層角が明らかに広いです。 ナンゴウに似ていますが、本種の方が太まり方が急な印象です。 米原で採集した個体です。(模式産地…

フトマユチズガメ

このところカワニナ記事ばかりなので飼育中のフトマユチズガメの紹介です。 近ごろは甲羅を洗ってやるとしきりに噛み付こうとします。 2016年(3年前)の写真です。まだ小さいと思っていましたがこうして見ると成長していますね。 カワニナほどではありません…