個別記事

ヒョウモントカゲモドキ

トカゲモドキ科>アジアトカゲモドキ属 >ヒョウモントカゲモドキ種 ヒョウモントカゲモドキ Eublepharis macularius (BLYTH, 1854) 今回は満を持してヒョウモントカゲモドキの紹介です。 本種については散々色々な方が紹介しているかと思いますが、この記事は…

サトプラトカゲモドキ

トカゲモドキ科>アジアトカゲモドキ属>サトプラトカゲモドキ種 サトプラトカゲモドキ Eublepharis satpuraensis Mirza, Sanap, Raju, Gawai, & Ghadekar, 2014 ヒガシインド、ダイオウに続くインドのトカゲモドキです。 (ヒョウモンも一応インドにもいます…

ヒガシインドトカゲモドキ(E. hardwickiiとE.pictus)

トカゲモドキ科>アジアトカゲモドキ属>ヒガシインドトカゲモドキ種 ヒガシインドトカゲモドキ Eublepharis hardwickii GRAY, 1827 Painted Leopard Gecko Eublepharis pictus Mirza & Gnaneswar, 2022 (ソメワケトカゲモドキなる和名が提唱されている模様。…

ダイオウトカゲモドキ

トカゲモドキ科>アジアトカゲモドキ属>ダイオウトカゲモドキ種 ダイオウトカゲモドキ Eublepharis fuscus BÖRNER, 1981 今回モデルになってもらったのはダイオウトカゲモドキEUCB♀のドリアン。 アダルトで購入したので、残念ながら幼体の頃の写真はありませ…

アフガンヒョウモントカゲモドキ(アフガニクス)or Eublepharis sp. Himalaya

トカゲモドキ科>アジアトカゲモドキ属 >ヒョウモントカゲモドキ種>アフガンヒョウモントカゲモドキ亜種 アフガンヒョウモントカゲモドキ Eublepharis macularius afghanicus Börner,1976 流通名を真面目に検証するシリーズです。(?) アフガニクスは特徴も…

トルクメニスタントカゲモドキについて

トカゲモドキ科>アジアトカゲモドキ属> >トルクメニスタントカゲモドキ種 トルクメニスタントカゲモドキ Eublepharis turcmenicus Darevsky, 1977 ※注意※ 分かりやすいように、うちの「トルクメニクス」の写真を交えながら書いていきますが、この個体が真の…

サザナミカワニナ

下書き状態のまま忘れて放置していたので今更ながら記事をアップします。 琵琶湖西岸で採集したサザナミカワニナです。 従来イボとされていたカワニナのひとつで、2021年に新種記載されましたね。 2度目のチャレンジでやっと採集することができました。 模式…

ニホンヤモリ

2020年9月19日に静岡県で採集したニホンヤモリです。 ヤモリを採集できる時間は数時間しかなかったのですが、なんとか粘って5匹採集できました。 これでスキンク・カナヘビ・ヤモリの本州三大トカゲをコンプリートしたことになります。 私の住む地域にはヤモ…

ヒガシニホントカゲ

長野市で採集したヒガシニホントカゲです。 再生尾ですが極太で、こんなに立派な個体はなかなかいません。 幼少期の自分にとってはトカゲというとニホンカナヘビで、これはたまに見つかるレア物みたいなイメージでした。別段珍しいわけではないのですが、メ…

ニホンカナヘビ

3月21日に長野県の山で採集したニホンカナヘビ(♂)です。 これが出てくるといよいよ春という感じですね。 親に買ってもらったカメなどを除くと、初めて自力で捕まえて飼育した爬虫類なので、個人的に思い入れがあります。 60cm水槽が空いていたのでカナヘビ…

カラマツガイ

(大阪府産) 意外に肉厚な軟体が可愛らしい、海産の有肺類です。 海のモノアラガイといったところでしょうか。 カサガイ類とは違い、殻頂は後方寄りです。(軟体部を見ても触覚が見当たらないのでどっちが前かわかり辛い……) 呼吸孔がある部分が張り出して…

ハヤシワラジムシ科の一種

2020年3月7日に新潟県のSA裏で採集したハヤシワラジムシ科の一種です。 何気なく石をひっくり返したら、右のオレンジ色の個体が目についたので採集しました。 この流れで言うのもなんですが、私は色彩変異よりもノーマル個体派です。(ワラジに限らずなんで…

コハクガイ

長野県で採集したコハクガイです。多分。 陸貝の同定は自信がありません。 こういう小さい陸貝は土と一緒に移動しやすいので、侵入を防ぐのが難しいですね。 同所的に見つかることの多い(?)パツラマイマイは見当たりませんでした。 成長脈と臍孔で区別は…

カマドウマ類

家の外壁で見かけたカマドウマ類です。 雪も積もりしばらくは採集にも行けそうにないという時に、立派な昆虫に出会えたので、カマドウマと言えども嬉しくなりました。 図鑑などを見るとマダラカマドウマと言いたくなるところですが、実はこの仲間の同定はか…

モリカワニナ

模式産地で採集した念願のモリカワニナです! ゴムボートで採集するつもりでしたが普通に岸から捕れました。 私の大好きなゴツゴツ形です。可愛さでいえばナカセコが1番ですが、かっこよさでいえばモリが一番好きです。 ちなみに私の言う模式産地は、厳密に…

マメタニシ(ホンマメタニシ型)

琵琶湖(南湖)で採集したマメタニシです。 湖岸の礫に付着していました。 9月に採集したのですが記事にするのを忘れ1ヶ月以上放置していました。 殻表はほぼ平滑。ホンマメタニシ型と呼ばれるタイプでしょうか。 移動中に死んでしまったので生体の写真はあ…

クロダカワニナ

丹波篠山市産のクロダカワニナです。 cさんが採集した貴重な個体を送っていただきました。感謝です。

タテヒダカワニナ

模式産地で採集したタテヒダカワニナです。 ハベと並んでビワメラニアの代表的な種だと思います。 どこにでもいるのでありがたみは薄いですが、場所によって結構形態が違うので面白いです。 これぞ普通種の楽しみ方。 長浜産。 長野県の仁科三湖にも定着して…

タケシマカワニナ

某島周辺で採集したタケシマカワニナです。 図鑑で知ったときは「これは採集できないヤツだな」と勝手に思っていたのですが、なんのことはない、捕りに行けばいいだけなのです。 私は滋賀から遠いところに住んでいるので、 かつては琵琶湖のカワニナたちも「…

ナカセコカワニナ

模式産地で採集したナカセコカワニナです。 他の場所では殻頂が欠けている個体が多いのですが、ここは綺麗な形をした個体が多いです。 模式産地産。 これは微妙ですが胎殻の大きさはナカセコっぽいです。 ハベ模式産地産です。(下段) ナカセコ模式産地とは…

アツブタガイ(過去ネタ)

アツブタガイ(群馬県 2017年10月) 陸に棲むタニシ(広義)、ヤマタニシの仲間です。その名の通り厚い蓋を持っています。 日中でも日の当たらない場所の積もった落ち葉の下にいました。 コシビロダンゴムシと一緒に見つかったことからも、他の陸貝以上に、…

チリメンカワニナ

沖島周辺で採集したチリメンカワニナです。 私の住む地域では何故か見られないためレアではあるのですが、ビワメラニアでも琵琶湖水系固有種でもないのでなんとなく燃えないそんなカワニナです。 チリメン種は遺伝的に3系統ほどに分けられるそうで、その中で…

フトマキカワニナ

模式産地で採集したフトマキカワニナです。 形態的には右の個体のようなものが真のフトマキといえるのでしょうか。 他種に比べて螺層角が明らかに広いです。 ナンゴウに似ていますが、本種の方が太まり方が急な印象です。 米原で採集した個体です。(模式産地…

オオウラカワニナ

模式産地で採集したオオウラカワニナです。 たくさんいた記憶があるのですが、小ぶりな個体が多かったのと、クロカワニナのほうに集中していてあまり採集してませんでした。 ほぼタテヒダですが縦肋が少なくひだ状でかっこいいです。 採集ポイントにはヤマト…

ハベカワニナ (追記)

言わずと知れたハベカワニナです。 琵琶湖全域で見つかるし、フトマキ・タテジワ・ナンゴウ…その他数種類をまとめて「ハベ系」なんて言ったりするので、琵琶湖のカワニナの代表みたいな種だと思っていましたが、実は模式産地は宇治川のようです。 一方琵琶湖…

カゴメカワニナ(死殻)

堅田漁港で拾ったカゴメカワニナです。採集個体ではないので産地は不明です。 前回の採集では自力での採集はできませんでしたが、それでも死骸くらいは見ておきたいと思い堅田まで拾いに行きました。 胎殻が見たいので新鮮な死骸を選んで拾いましたが、家に…

クロカワニナ

模式産地ではないかとされる場所で採集したクロカワニナです。 その辺り一帯は大きめの岩がごろごろとしており、本種とオオウラが多数生息していました。ですが少し移動するともう少し細かい礫~砂になりクロは見られなくなりました。距離的にはあまり離れて…

ヤマトカワニナ (追記)

右からチクブカワニナ、結節型、肋型、結節型。 ヤマトの場合、これだけ殻形態が違うのに同種扱いです。中間的なのも多いし胎殻はどれも一緒なのでまあ納得。 しかしそう思うと胎殻も殻形態も大差ないハベとタテジワ等が別種扱いなのは微妙に納得がいきませ…

ナンゴウカワニナ

瀬田川洗堰下流で採集したナンゴウカワニナです。 一番右は怪しい。 採集地から少し離れた場所です。こういう場所で簡単に採集できると思いましたがなかなか見つからず。 流れの緩やかな岸ではチリメン、ナンゴウはもう少し流れのある中洲付近にかたまってい…

ホソマキカワニナ

彦根市の模式産地産 採集地点は砂地で、本種だけが多数生息していました。 その名の通り、他のカワニナに比べて明らかに細いです。 殻表は平滑です。殻頂付近は侵食されていて分かりづらいですが、わずかに縦肋があります。 米原市産 縦肋が目立ちタテヒダっ…