前にも紹介した通り、うちでは各種トカゲモドキを飼育しています。
モルフはさほど興味がないため個体数は少ないですが、種類数に関してはEublepharisはほぼ全種、その他も少々…といった感じで、そこそこバラエティに富んでいるかと思います。
今回はそれらのトカゲモドキを簡単に比較しながら、各々の違いや魅力を伝えられたらと思います。
以前の記事より成長して特徴が出てきた個体も多いので、そのあたりも注目です。
※飼育法に関しては私のスタイルを書いているだけです。
もし参考にされて問題が起きても責任は取れません。
※各種トカゲモドキは販売時のインボイスを信じて記載しています。
出来るだけ純粋で典型的だと思う個体を選んではいますが、混ざり等の可能性は否定できません。あくまで趣味で飼育する上での区別です。
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私が一番好きなEublepharisのトカゲモドキたち。
現在有効種とされているものはE.pictus以外全て飼育しています。
どれも飼育しやすく、飼育の癖のようなものはほとんど感じません。
強いて言うならオバケは少し低温気味の22~25℃、それ以外は25~28℃で飼育しています。(30℃のホットスポットは全種に設けています。)
一般に言われる温度帯よりは低めですが、特に問題なく飼育できています。
・オバケトカゲモドキ(イーラーム) (メス)
イーラームは高地型のロカリティの一つです。
四肢も胴も長く、すらっとした体形ですが、頭は大きく横に張り出すため独特の風貌です。
オバケのロカリティの中では、このイーラームが一番全長が大きくなるという話もあります。
ベビーの時の写真です。
・オバケトカゲモドキ(フーゼスターン チョガ・ザンビール) (メス?)
まだ40gに満たないベビーなので、サンプルとしては微妙ですが一応載せます。
イーラームなどに比べると四肢は短くがっちり体形になるロカリティで、ベビーの時から体形が全く異なります。
今後の成長が楽しみですね。
左の頃と比べると結構成長してきました。
・ダイオウトカゲモドキ (メス)
皮膚の突起が目立たないため触り心地がさらさらしています。
体形はがっちりというか、丸みを帯びている感じです。
模様は黒斑というより白い網目模様のようになるのが特徴的ですね。
現在流通している個体で言えば、属内では中型程度の大きさです。
・ヒガシインドトカゲモドキ (メス)
属内では一番変わった色彩を持つ種だと思います。
模様や真っ黒な眼からニシアフ似なんて言われますが、体形はしっかりEublepharisです。E.pictusとは前肛孔の数などで区別できると言われていますが、実物を見たことが無いので何とも。
サイズは中型程度ですが、オスでは150gを越える個体もいたようです。
・ヒョウモントカゲモドキ (メス)
皆さんご存じレオパです。
この個体は一応、マキュラリウス(基亜種)のWF2として販売されていた個体なので、本来のヒョウモントカゲモドキの特徴をもった個体ということになります。
現時点では一番ヒョウモンらしいヒョウモンの一つと言えるのではないでしょうか。
・サトプラトカゲモドキ (メス)
成長してかなり格好良く仕上がってきました。
背面の横帯は3本とされていますが、首の帯は乱れたり繋がったりで、2本に見える個体も多いですね。
属内では比較的大きくなる方だと言われています。
ベビーの時はこんな感じでした。
この種に関しては色々ありますが、ここではトルクメニスタンとして紹介します。
一応前肛孔を確認したら8個でした。
属内では小型の部類だと言われています。
・E.sp.Himalaya?(メス)
いわゆるアフガニクスです。
基亜種のヒョウモンより明らかに小柄で模様も顔つきも違います。
ただ、このトカゲモドキは実は本当の「E.m.afghanicus」ではない説があるのでひとまずHimalayaとして紹介しました。
「原種アフガン」と比較して明らかに見た目が異なるため、これこそが「E.m.afghanicus」だと言われてきましたが、ここまで違うのは逆に別種なんじゃないか、という訳です。
では一周回って「原種アフガン」が「E.m.afghanicus」なのかどうかは私にはよく分かりません。
最後に写真を並べて終わりたいと思います。
どの種類も魅力的で最高なんですが、私の一押しはヒガシインド、サトプラ、Himalayaあたりでしょうか。
ここに居ないものだとパキスタンWCラインが非常に気になっています。
近いうちに飼育したいと思っているので、その時はまた載せます。