淡水巻貝

タテヒダカワニナ

模式産地で採集したタテヒダカワニナです。 ハベと並んでビワメラニアの代表的な種だと思います。 どこにでもいるのでありがたみは薄いですが、場所によって結構形態が違うので面白いです。 これぞ普通種の楽しみ方。 長浜産。 長野県の仁科三湖にも定着して…

ゆるく山

特に採集というわけでもなく山へ行きました。こちらは鏡池。 ヒメタニシのみ。手ぶらだったので特に採集もせずリリース。 琵琶湖でばかり採集していたために感覚が麻痺していますが、普通、止水にカワニナはいません。 多分ミスジマイマイ。 マイマイ属もビ…

ナカセコカワニナ

模式産地で採集したナカセコカワニナです。 他の場所では殻頂が欠けている個体が多いのですが、ここは綺麗な形をした個体が多いです。 模式産地産。 これは微妙ですが胎殻の大きさはナカセコっぽいです。 ハベ模式産地産です。(下段) ナカセコ模式産地とは…

第3回ビワメラニア採集 2/2

1日目 【2日目】 1日目に引き続き天気は良くありませんでしたが張り切っていきます! 1箇所目は北岸西側です。 ここは岸から少し離れると急に底が見えないほど深くなるのでちょっと怖いです。 前日よりも気温は高く、なんとか水着で潜れましたが、陸に上がる…

第3回ビワメラニア採集 1/2

2019年9月21日、22日に今年最後(たぶん)の琵琶湖採集をしました。 今年は3回、日数にして7日間琵琶湖で採集していたことになります。全然少ないですが、琵琶湖までの距離を考えればまあまあ頑張った方かなと思います。 これで終わるつもりは全くありません…

仁科三湖のビワメラニア

この記事の続きです。 結論からいくと木崎湖・中綱湖のカワニナはハベとタテヒダのようです。

仁科三湖でビワメラニア採集

2019年9月15日に長野県の仁科三湖(木崎湖・中綱湖・青木湖)でカワニナ採集しました。 琵琶湖からはかなり離れているのですが、移入タテヒダカワニナがいるというので調査に行きました。正直、見つからないか数個体いる程度かと思っていたら想像以上でした。

陸貝と水棲貝の間(過去ネタ)

ブログ記事にせずtwitter(非公開アカウント)などにアップしていたネタを「過去ネタ」として時々投稿していきたいと思います。 自分のための記録用でもあるので旧ブログと一部重複するかもしれませんがご了承ください。 初回は陸貝なのか水棲貝なのかよくわ…

木崎湖に行きたい

長野県産陸産・淡水産貝類誌(2018発行) 長野県の貝をまとめたマニアックすぎる図鑑があると聞き、すぐに購入しました。 こちらにて購入できます。このために現金書留を初めて利用しました。 右はサイズ比較用に、みんな大好き「日本産淡水貝類図鑑2」です…

チリメンカワニナ

沖島周辺で採集したチリメンカワニナです。 私の住む地域では何故か見られないためレアではあるのですが、ビワメラニアでも琵琶湖水系固有種でもないのでなんとなく燃えないそんなカワニナです。 チリメン種は遺伝的に3系統ほどに分けられるそうで、その中で…

フトマキカワニナ

模式産地で採集したフトマキカワニナです。 形態的には右の個体のようなものが真のフトマキといえるのでしょうか。 他種に比べて螺層角が明らかに広いです。 ナンゴウに似ていますが、本種の方が太まり方が急な印象です。 米原で採集した個体です。(模式産地…

オオウラカワニナ

模式産地で採集したオオウラカワニナです。 たくさんいた記憶があるのですが、小ぶりな個体が多かったのと、クロカワニナのほうに集中していてあまり採集してませんでした。 ほぼタテヒダですが縦肋が少なくひだ状でかっこいいです。 採集ポイントにはヤマト…

ハベカワニナ (追記)

言わずと知れたハベカワニナです。 琵琶湖全域で見つかるし、フトマキ・タテジワ・ナンゴウ…その他数種類をまとめて「ハベ系」なんて言ったりするので、琵琶湖のカワニナの代表みたいな種だと思っていましたが、実は模式産地は宇治川のようです。 一方琵琶湖…

カゴメカワニナ(死殻)

堅田漁港で拾ったカゴメカワニナです。採集個体ではないので産地は不明です。 前回の採集では自力での採集はできませんでしたが、それでも死骸くらいは見ておきたいと思い堅田まで拾いに行きました。 胎殻が見たいので新鮮な死骸を選んで拾いましたが、家に…

クロカワニナ

模式産地ではないかとされる場所で採集したクロカワニナです。 その辺り一帯は大きめの岩がごろごろとしており、本種とオオウラが多数生息していました。ですが少し移動するともう少し細かい礫~砂になりクロは見られなくなりました。距離的にはあまり離れて…

ヤマトカワニナ (追記)

右からチクブカワニナ、結節型、肋型、結節型。 ヤマトの場合、これだけ殻形態が違うのに同種扱いです。中間的なのも多いし胎殻はどれも一緒なのでまあ納得。 しかしそう思うと胎殻も殻形態も大差ないハベとタテジワ等が別種扱いなのは微妙に納得がいきませ…

ナンゴウカワニナ

瀬田川洗堰下流で採集したナンゴウカワニナです。 一番右は怪しい。 採集地から少し離れた場所です。こういう場所で簡単に採集できると思いましたがなかなか見つからず。 流れの緩やかな岸ではチリメン、ナンゴウはもう少し流れのある中洲付近にかたまってい…

ホソマキカワニナ

彦根市の模式産地産 採集地点は砂地で、本種だけが多数生息していました。 その名の通り、他のカワニナに比べて明らかに細いです。 殻表は平滑です。殻頂付近は侵食されていて分かりづらいですが、わずかに縦肋があります。 米原市産 縦肋が目立ちタテヒダっ…

イボカワニナ?

イボカワニナらしき貝です。 2019.8.26追記 タテヒダ? 5月の琵琶湖採集の際に長浜で採集しました。 次体層の縦肋は19、括れ具合、殻長の欠け具合等……イボなんじゃないかと思うのですが、この種はどうにもちゃんとした情報が少なく自信はありません。 胎殻が…

ナガタニシ(死殻)

琵琶湖北岸で拾ったナガタニシです。 死殻のみで蓋もないのが残念ですが、直線的なシルエットがかっこいい典型的なナガタニシです。 この時の琵琶湖は波が高く荒れており素潜りは視界0の厳しい状況でしたが、こんな時は面白いものが打ち上げられるので悪いこ…

タテジワカワニナ

模式産地で採集したタテジワカワニナです。 水は綺麗で浅瀬が広がる素晴らしい場所だったのですが、カワニナ類が全く見つからず、やっとの思いで採集した2個体です。 いわゆるハベ系の中でもタテジワは「これ」という特徴がなく悩ましいのですが、次体層の縦…

第2回ビワメラニア採集 3/3

【3日目】 1箇所目(?)は有名な堅田の漁港へ。 コインランドリーで洗濯しながら貝殻の山をあさる。 カゴメ死殻を拾いました。休日なためか生貝はみつかりませんでしたが、蓋つきの死殻も多く拾えました。胎殻も出るでしょうから持ち帰って調べます。

第2回ビワメラニア採集 2/3

【2日目】 ビワメラニア採集2日目は朝から沖島へ向かいました。

第2回ビワメラニア採集 1/3

2019.8.10~14日(実質11~13)に、琵琶湖へカワニナ採集に行って来ました。 前回の採集でチクブカワニナ(竹生島産ヤマト)とナカセコカワニナは採集済みなので、それ以外の種をできるだけ模式産地で採集しながら琵琶湖を1周しました。 というわけでこれよ…

コモチカワツボ

訳あって急に入院することになり、しばらく採集に行けないので過去のネタでも記事にします。 2019 年5月18日に 長野市で採集したコモチカワツボらしき貝です。 ほとんどの貝屋(?)は収集家でもあると勝手に思っているのですが、私も例に漏れず、未採集の種や…

日本産タニシ4種+αの比較

日本産タニシ4種と海外産1種が手に入ったので比較してみました。 左からナガタニシ、オオタニシ、マルタニシ、ヒメタニシ、海外産タニシです。

海外産の白タニシ

某通販サイトに謎のタニシが入荷していたので3個体購入しました。 Filopaludina martensiという種だと思われますが採集地など詳細は不明。

蓋なしカワニナ

7月6日に長野県の松代で採集しました。 流れの急な河川で採集したカワニナです。 流れに逆らうように岩に張り付いていましたが、そのせいか若干ナカセコ体型に見えます。 そして左の個体は蓋がありませんでした。蓋なしカワニナの存在は話には聞いていました…

どこにでもいるヒメタニシ

飯縄高原の池で採集してきました。

いざカワニナ沼へ

琵琶湖で見つけたカワニナたちを詳しく見て行きたいと思います。 気になった個体、わかりやすい個体をのみを紹介します。 誤同定も多分に含んでいると思われるので「こういうのが取れたよ」くらいの記事だと思ってください。 同定に関しては日本産カワニナ科…