日本産タニシ4種と海外産1種が手に入ったので比較してみました。
左からナガタニシ、オオタニシ、マルタニシ、ヒメタニシ、海外産タニシです。
胎殻(一部幼貝)です。左からナガ、オオ、マル(多分)、ヒメ、海外産です。
但し必ずしも一枚目の写真の個体の子供ではありません。
手持ちの標本から出来るだけ典型的な個体を選んだつもりです。
琵琶湖にいるという第5のタニシについては実物を見たことが無いのでよくわかりませんがいつか採集したい。
タニシ科は各種の胎殻がはっきりと異なり、さらに産地による変異が少ないので、同定で迷うということはあまり無いと思います。
ただしヒメタニシは産地によって形態が大きく異なります。
左から瀬田川(石山寺付近)産、大阪府富田林市産、長野県坂城町産、長野県飯縄町産、大阪府富田林市産(別地点)です。
殻皮毛や螺状脈の有無は他種でもありますが、膨らみ具合や殻高も結構変異があります。
ちゃんと調べたわけではないので完全な想像ですが、「ヒメタニシ」とされる貝には複数種含まれているのかもしれません。
どこにでもいる貝なので今後も見つけ次第採集していきたいと思います。