琵琶湖で見つけたカワニナたちを詳しく見て行きたいと思います。
気になった個体、わかりやすい個体をのみを紹介します。
誤同定も多分に含んでいると思われるので「こういうのが取れたよ」くらいの記事だと思ってください。
同定に関しては日本産カワニナ科図鑑様やピーシーズの図鑑を参考にしています。
はじめに、標本にした個体は全て胎殻を確認しているのですが、ちゃんとした写真を撮りわすれてしまったので割愛します。要望があれば載せます。
次体層の縦肋:12
殻底肋:3
結節型との境界がよくわかっていないのですが、どちらかというと肋かなぁ?という感じです。
ちなみにクリーニング中に殻口を割ってしまったので破片を集めてなんとかそれっぽく修復しています。
次体層の縦肋:13
殻底肋:2
これについては誤同定はないかと思います。
カワニナファンでなくても格好良いと感じるのではないでしょうか。自分がカワニナに興味を持つきっかけとなった種類です。
これが取れたときは遠くから来た甲斐があったと思いました。
次体層の縦肋:18
殻底肋:3
これもおそらく間違っていないと思います。
親の形態もそうですが、胎殻が丸く大きく特徴的でした。
ビワメラニアに興味を持つ前から、太短くて可愛いナカセコと格好良いヤマトチクブだけは好きでした。
ハベカワニナ? 琵琶湖(長浜)産
次体層の縦肋:18
殻底肋:2
ハベにしては胎殻が大きい気がするのですが、そのへんは個体差でしょうか。
ハベカワニナ? 琵琶湖(長浜)産
次体層の縦肋:19
殻底肋:3
胎殻は数も形も典型的なハベっぽい感じでした。
ハベカワニナ? 琵琶湖(長浜)産
次体層の縦肋:20
殻底肋:3
フトマキカワニナっぽい感じもするのですが採集場所は長浜です。
体層の縦肋がなく膨らみの強いハベといったところでしょうか?というかそれがフトマキなのか?よくわかりません。
タテヒダカワニナ 琵琶湖(長浜)産
次体層の縦肋:16
殻底肋:2
胎殻はハベより少なく大型でした。
チリメンカワニナも数箇所で採集していますが、特に面白いところはなかったので省略します。
今回は時間がなく琵琶湖自体もほとんど見れていないため、なんとも寂しい結果になりました。
これを踏まえ、次回の採集は3泊4日で計画を立てており、出来る限り模式産地も回りたいと考えています。 シライシを除いても、簡単にコンプリートできるものではないと思っておりますが、まずはそれぞれの産地を見るところから始めたいと思っています。
ビワメラニアの道は長く険しい予感がします。