2019/4.29~30の二日間、琵琶湖で初採集をしました。
もともとナガタニシが目的で他の貝はついでに取るくらいの予定だったのですが、偶然にもナガタニシが別のルートで入手できてしまったためにカワニナを狙うことにしました。
タイトルにあるビワメラニアというのはカワニナ属ビワカワニナ亜属(ヤマトカワニナ亜属とも)のことで、定説では琵琶湖淀川水系だけに15種生息するとされています。
琵琶湖にたくさんのカワニナが生息しているのは知っていましたが、私の持っている本では情報が少ない上に違いもよくわからないため、一部の種類を除きあまり興味がありませんでした。
ですが折角行くならと色々調べているうちに、普通のカワニナとの違いや混沌とした分類を知り非常に興味が出てきました。
今回はスケジュール的に1泊2日しかできないため、以前から気になっていたヤマトカワニナとナカセコカワニナをメインに狙うことにしました。
1日目
致命的なことに私は車を持っていないので、朝早くから電車で琵琶湖へと向かいます。
トータルで4時間くらい電車に揺られ、疲れてきた頃に姿を現す琵琶湖。感動です。
ですが時間が無いので感動に浸るまもなく竹生島へ。
船に揺られながら水平線を眺めていると海かと錯覚しますが湖です。初琵琶湖のスケールに圧倒されます。
30分程度で竹生島に到着です。狙うはヤマトカワニナ(チクブカワニナ型)
上陸時間は1時間ほどで、採集できるような場所もなさそうだったので、「取れたらラッキー」くらいの気持ちだったのですが、岸に何か黒いものがいたので網を伸ばしてみたらあっさりゲット。
(採集個体の詳細は別の記事で)
初ビワメラニアにして憧れのチクブが取れてしまったので「もう帰ってもいいかな」という気分。
その後合計5個体を採集して竹生島をあとにしました。
興奮覚めやらぬまま長浜に戻ってカワニナ採集。
今回は下調べと準備が万全でなかったので湖岸で網採集だけして終了。
というか打ち上げられてゴロゴロ転がっていました。
ついでにオウミガイやマメタニシも探しましたが見つからず、貝殻を拾って1日目は終了。
2日目
朝からひどい雨でしたがカワニナ採集は雨天決行。
琵琶湖を後にし、(今思えば非常にもったいない)ナンゴウカワニナ狙いで瀬田川へ。
雨のせいか酷く濁っていて臭い!魚が何匹も死んでいた。
立派なスクミリンゴガイがいると思ったらこれも死んでいた(拾った)。
そんな中でヒメタニシ、チリメンカワニナ、ヤマトカワニナ(結節型)を採集。
ナンゴウは見つからず。
ミシシッピアカミミガメの子供が泳いでいました。逞しく生きてほしいような、ほしくないような。
雨が収まってきたところで2箇所目、宇治川へ。
そこでナカセコカワニナを採集する予定でしたが何も取れず、予定を変更して少し上流へ。
今度は当たりでした。わかりやすいナカセコがとれてホクホク。
急流の岩上に数個体が集まっており、「図鑑で読んだとおりだ!」と感動。
同所でチリメンも採集しました。
これにて第1回琵琶湖採集は終了。
このときは目的のカワニナが採集できて大満足で帰りましたが、帰ってから「全然種類取れてないじゃん!」と後悔することに。
すぐに第2回採集の計画を立て始めたのでした。