第2回ビワメラニア採集 3/3

【3日目】

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1箇所目(?)は有名な堅田の漁港へ。

コインランドリーで洗濯しながら貝殻の山をあさる。

カゴメ死殻を拾いました。休日なためか生貝はみつかりませんでしたが、蓋つきの死殻も多く拾えました。胎殻も出るでしょうから持ち帰って調べます。


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2箇所目はタテジワの模式産地です。

天気は良すぎるくらいで水も透き通っていて視界良好。水遊びなら最高なのですがカワニナが一匹もいない!チリメンすらいません。

30分くらいでサクッと採集するつもりが1時間越え。少し離れた地点を探すとまばらにですがカワニナの姿が。どうにかタテジワっぽいカワニナを2個体採集できました。

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3箇所目は少し飛んで北岸のオオウラとクロの模式産地周辺です。

駅から琵琶湖まで川沿いに歩きました。1本道で見通しは良いのですが、歩いてみると意外に距離があり、強い日差しを遮るものがなく見かけによらず過酷。

ラスボスに会いに行くためだけに存在する敵の出ないラストダンジョンみたいな雰囲気でワクワクしてきました。(熱中症?)

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途中川を覗くと、めちゃめちゃ浅いところに雑な感じでオオタニシが転がっていました。湖の水深数メートルとかに居そうなもんですが、浅すぎて体が半分水上に出ていました。

ラストダンジョンで拾える最強装備みたい!

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そんなこんなで琵琶湖到着。一見穏やかな雰囲気ですがよく見ると波がすごい。

台風接近中なためか風も出てきました。大荒れになるまえにクロカワニナがいるというあたりまで向かいます。

潜ってみるとラスボス(クロとオオウラ)は簡単に見つかりました。(写真撮り忘れ)

波はありましたが意外と水中は澄んでいて見通しが良い。

あまりにあっさりだったので移動してもうちょっと採集します。

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来た道を戻ってきたのですが湖面がどんどん荒れてきた。

数人いた釣り人も撤収しはじめ、それでもせっかくなので潜ります!

 

潜ってみると水中は砂が巻き上がり視界ゼロ、自分の手すら見えないレベルでカワニナどころではない!波で何度か体がひっくり返る。

それでも手の感覚だけを頼りに手探りでカワニナを拾いました。まさに執念の採集。

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そしたら面白いのが拾えました。

両端はハベかなと思ったのですが並べると結構雰囲気が違う。体層より上だけ見れば似た感じか?持ち帰って精査します。

オオウラもヤマト風の個体が混ざる。難しい。

 

この後更に荒れてきたので流石にもう無理と撤収。

淡い期待をしていたモリは見つかりませんでした。ここも天気が良い時にリベンジですね。

 

これにて3日目は終了。

4日目は竹生島に寄りチクブだけ採集して帰る予定なので、カワニナ旅はこれでほぼ終わりです。そう思うとなんだか色々な気持ちが込み上げてきます。

過酷だったけど楽しかった。今日はゆっくり休めそうだ。

 

【4日目】

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……はいお疲れ様です。

台風の影響でこの後数日は全便欠航となったそうなので、3日間に重ならなかったのは幸運だったといえます。

さよなら琵琶湖、また来ます!

 

【まとめ】

カワニナ ○(前回採集)

チリメン ○(前回採集)

クロダ  ○→×

ハベ   ○(前回採集)

フトマキ ○

タテジワ ○

クロ   ○

タケシマ ×

シライシ ×(元々採集予定なし)

ナンゴウ ○

ナカセコ ○(前回採集)

タテヒダ ○(前回採集)

ホソマキ ○

オオウラ ○

ヤマ竹  ○(前回採集)

ヤマ肋  ○(前回採集)

ヤマ結  ○

モリ   ×

イボ   ×→○?

カゴメ  △(死殻のみ)

コセイ  × (日本産カワニナ科図鑑様参照)

 

精査前なので実は採集できてない可能性もありますが、これだけ採集できれば今回のカワニナ旅は成功と言えるでしょう。

 

次回はまだ未定ですが沖島と北岸を中心に攻めたいところです。

また、いつの日か一緒にシライシを採集しに行ける人を募集中です。

 

カワニナ初心者の私がこれだけ採集できたのは、偉大な先人の積み重ねがあったからであり、尊敬と感謝をしてもしきれません。

 

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