2021年7月20日は最高にいい天気だったので昔から通っているいつもの山へ採集へ。
めちゃくちゃ暑くて熱中症になりそうでしたが良い運動になりました。
ちなみに収穫はゼロ。はい。
上の写真は、このあいだウシガエル(特定外来)を採集した山の、麓にあるため池です。
オオフサモ(特定外来)らしき植物が茂っていました。
立ち入り禁止で近くで観察できませんでしたが、結構身近にもいるもんですね。嫌だなぁ。
ウシガエルのようにわかりやすく在来種を食べたりはしませんが、これが繁殖することで環境を変えてしまい、魚や貝に影響を及ぼす可能性もあるので危険ですね。
オオフサモというか外来植物全般に言えることですが。
更にここに繋がる細い水路にはコモチカワツボもいます。
最初に見つけたのは2015年頃で、2019年にも確認、2021年現在も健在でした。数は数年前よりも若干減ったようで、ごく狭いエリアでしか見つけていないので広まってはいないようですが……。
この水路には姿の似ているカワニナ類の幼貝もいるわけですが、ここ最近カワニナを飼育したり解剖して改めて比べてみるとやっぱり別物だなぁと感じます。
外来種というのを抜きにすればどっちも好きです。
カワニナ類も日本各地で移動されている事実もありますし、どちらの貝が悪いというわけでもなく、他所から持ち込む事自体が悪いということですね。
明らかな外来生物としては他にハブタエモノアラガイも確認しています。
ただ今年はみられませんでした。
あと、最初にコモチを確認した時には同所的にヒラマキガイモドキも見られたのですが、それ以降は一度も見ていません。
外来種に淘汰されたかと思ってしまいそうですが、よく考えたらこれも在来かどうか怪しいですね。
これらの貝は皆アクアリウム由来で持ち込まれたのかもしれません。
ヒラマキガイモドキは定着できなかったというだけかも。
この辺りは山と住宅と畑ばかりなのですが、よくよく見るとやたらと外来生物が多いです……。
コイもいますしアメリカザリガニもかなり多いです。
嬉しくない多様性。
特に水生の外来生物は見つけづらいし駆除しきれないことが多いので本当に厄介ですね。
あ、あと最悪の外来生物イエネコもわりといます。
まぁこれは日本全国で見られますが。
比較的大型で肉食、身体能力も高いですから生態系への影響はかなりのものでしょうね。そして最も恐ろしい武器は「かわいさ」。
私は何とも思いませんが、世間を味方につけてしまうこの能力にはなかなか勝てない。