トカゲ用自作バックボード 2つ目 【製作編】

前回製作したバックボードですが、いくつか気に入らない点が出てきました。

そういうわけで新しくバックボードを作り直すことにしました。

 

f:id:umihebierabu:20210106005257j:plain
f:id:umihebierabu:20210106005308j:plain

前回はケージの内寸より若干小さく作ったために隙間ができ、生体が隙間に入り込む危険がありました。

なので今回は最初からパンテオン6045にぴったりサイズで作っていきます。

 

f:id:umihebierabu:20210106005319j:plain
f:id:umihebierabu:20210106005338j:plain

外枠が出来たらケージから外して、立体的に土台を盛っていきます。

岩感を出すためには表面のディティールも重要ですが、そもそもの形が嘘っぽいとテクスチャを貼ったみたいに不自然になるので、形もよく考えながら盛っていく必要があります。

そうはいっても本物の岩の形を追求しすぎるとサイズ感とかで無理が出てきますし、そもそも足場があることも不自然なので、見た目と機能とのバランスをどうするかが製作者のセンスですね。

ちなみに私はセンスありません!

 

f:id:umihebierabu:20210106005329j:plain

ついでにパンテオンの方もプチ改造。

もともとそれなりに重量があるケージに、床材やらバックボードまで入れると非常に重くてメンテや移動が大変だったので、側面と背面のガラスを4mmのプラダンに変更しました。

これだけで相当軽くなったのでいかにガラスが重いかわかります。

見栄えは悪いですが、バックボードを入れたらどうせ隠れる部分ですし、こっちの方が遠慮なく接着や加工できるのでいいですね。

こういったカスタムができるのはパンテオンならでは。(市販品を使う場合)

 

f:id:umihebierabu:20210106005359j:plain
f:id:umihebierabu:20210106005427j:plain
f:id:umihebierabu:20210106005447j:plain

土台にセメントを盛って削って盛っていきます。

岩っぽく見えるかどうかはこの作業が全てなので気合を入れてやりましょう。

前回触ってみてわかりましたが、速乾タイプは造形中にどんどん固まっていくのでおすすめしません。

また、砂の混ざっていないセメントの方が表面の表情をつけやすいです。

ただし砂が入っていないと表面はなめらかですが脆くなります。

そのため表面を保護する意味での塗装も必要かもしれません。

 

f:id:umihebierabu:20210106005436j:plain
f:id:umihebierabu:20210106005457j:plain

盛り終わって乾いたものがこれです。

塗装をしなくてもこれはこれで雰囲気がありますよね。

なので前回は塗装をせずにこれで完成としましたが、糞掃除などのことも考えるとやはり何らかのコーティングは必要でしょうね。

 

f:id:umihebierabu:20210106005507j:plain
f:id:umihebierabu:20210106005518j:plain

下塗り→墨入れ、シャドウ・ハイライト塗装。

素のモルタルよりものっぺりしてしまいましたが、まあ良しとしましょう。

ネットで検索すると大抵同じ塗料を使っていましたが、私はさらに上からコーティングするつもりなので特にこだわらずに適当な水性塗料で塗りました。

同じく上から塗ってしまうのでモルタルのあく抜きもしていません。

 

f:id:umihebierabu:20210106150311j:plain

そして問題のコーティングなのですが、ここでトラブル発生。

透明のつや消しスプレーを吹いたところ塗料が変色してしまいました。 

よく調べずに使ったのが悪いのですが、塗料にも相性というものがあるんですね。

 

f:id:umihebierabu:20210106005537j:plain
f:id:umihebierabu:20210106005548j:plain

f:id:umihebierabu:20210106005557j:plain

再度塗装して完全に乾いたところに、これでコーティングしました。

擦りすぎたためか、表面が若干溶けて赤色が出てしまいましたが、まあこれくらいならいいでしょう。

 

完全に硬化したところで水洗いして完成です。

予定より1週間ほど延びましたが、これでやっとレイアウトに入れるぞ!