バックボード 第3弾 レイアウト&ニホンカナヘビ飼育について

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前回の続きです。

完成したバックボードを使ってニホンカナヘビの飼育環境をセッティングします。

 

 

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床材、登り木、人工植物、水入れを入れて終了です。

最初から木などを置く位置を想定してバックボードを作っているので、あまり色々なレイアウトはできませんが、しばらく模様替えをするつもりもないので問題なし。

 

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下地にプラスターメディウムを使用したのは正解でした。

表面をコーティングしてはありますが、それでもしっかり爪をひっかけて登れています。

 

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取り外し可能な2か所のシェルターも、最初は警戒して入ろうとしませんでしたが、今では普通に使ってくれています。


レイアウトは見ての通りでさほど語るところがないので、

カナヘビの飼育環境について、あくまで個人的な考えを書いておきます。

 

まず、同じ国産のニホントカゲなどに比べてカナヘビはかなり繊細な印象です。

初冬頃までは調子が良かったのに、徐々に脱皮不全や目が開かない症状が現れて衰弱死する個体が出てきました。

そこで、長期飼育している例を参考に、飼育環境を色々と見直してみました。

 

まず、乾燥系のイメージがありましたが、実際は多湿気味なくらいで良いのではないかと思います。

水切れにも弱いのでしっかり水分を取らせる必要があります。

 

かといって蒸れると調子を崩して死ぬので通気はかなり重要かもしれません。

ちょっとしたカメレオンみたいなイメージでしょうか。

 

床材は甲虫用マットに炭と水苔を混ぜたものを使っています。

去年から何種類かの床材を試していますが、今のところ上記の床材が一番安定な気がします。

 ウォールナッツサンドは乾燥しすぎで脱皮不全などが見られました。

ヤシガラは乾きやすく、粉が舞います。

 結局、粉が舞わず吸水力の高い昆虫マットに落ち着きました。

ダニなどが湧くと嫌なのでレンジで加熱してから使っています。

 

餌は冷凍コオロギ、レッドローチ、ミルワーム等をローテーションしています。

カルシウムのダスティングもしています。

 

そして冬の管理です。

去年は保温して越冬させましたが、乾燥のせいか、昼夜の温度差のせいか、調子を崩す個体がいました。

もしくは冬眠させないことで何らかのリズムが崩れるのかもしれません。

そして一度調子が崩れると立て直すのが非常に難しい。

ニホンカナヘビに関しては保温さえすれば大丈夫というものでもないのかなと思います。

そういうわけで気が早いですが今年は冬眠させようと思っています。

リスクもありますが、自然に近い状況を作ってあげる方がカナヘビの健康にはいいかと思います。